2ntブログ
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そして、彦根から帰宅して、姪っ子を送り届けるなり、
近くに住むばあちゃんが短期入院した~…とのお報せ。
いえ、90に近いので、しょっちゅうなんですが(。-_-。)
免許を持っていて、平日に融通が利くのがまわりに私だけなので。
けっこうバタバタ。

でもって、あらたな課題の締切りが2つ増えました~~ワ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
勝手に創作、『制服レズビアン~制服の小鳥たち~後編』も書きかけですぅ~
ブログ&学校の課題に必死になって、リアルな友人たちのメール&電話返信、
まったくほったらかしですぅ~・・(;´д`)ノ・゚・。

いつかリアル友人たちに捨てられそうな悪寒。

ハムスターよりちっちゃい私の脳ミソがキャパ越えでパンクしそうでつ。
(いや全て自分が悪いのです…)

それでも今日、はいつくばってでも授業へ行く私です。
(だってお金もったいないんだもん♪)
(えっ言い訳なんて~言いわけなんて~…いいゎヶ…←エコー)

ほな行ってきまする(*-∀-)ゞ


グッドアフタヌーン、皆様。
ケイでございます。
土曜日のお昼下がりのひととき。
いかがお過ごしでいらっしゃいますでせうか。

私、昨日は可愛い姪っ子の中学進学お祝いを渡しつつ、
(面倒なので現金でっ)
姪っ子サービスで、車で古本屋・行脚(あんぎゃ)の旅に出ておりました。
古本屋の開店に合わせ、午前9:30~大阪(ほとんど京都寄り)を出発、
高速を使わず下の道路をひたすらドライブ。
目的地の彦根まで、古本屋をみつけたら、とりあえずチェックッ!!
「あ~ケイちゃん、あそこに古本屋~ッッ!!」
「なにィ!?よっしゃ行くで~!!」
それっUターンや~!!
~みたいな感じで、片道3時間、往復6時間の長旅でした…。
帰宅したら22時。
金曜特別ロードショー『ルパン三世vs名探偵コナン』~もとっくに中盤です。
…死ぬかと思った。
楽しかったけど。

道中、延々と小学6年生の女子の実態なんて聞かされました。
「ななちゃんは4人グループのボスでクラスのみんなをしきってる~」
「派手なグループとおとなしいグループがあってわたしは中間くらい」
「みんな巻き込まれたくないから、だまってななちゃんの言うこと聞いてる」
「4人は、修学旅行に男子の部屋に行って、先生が来てあわてて布団に隠れて、
3人は布団に入れたけど、1人はハミでてばれちゃったらしい」
(一つの布団に4人も入れるかぃっ)
「明日、みんなジーパンはいてきて!ってななちゃんが言うからクラスの女子
全員ジーパンをはいてきたら、ななちゃんは一人でピンクの可愛いショーパン
はいてきた。自分でゆっといて、意味判らんし!」
「気に入らない女子はトイレに呼び出して笑顔でせめる」
「いつもまわりに誰かつれてる」
「都合悪くなるとすぐ泣く」
「ど~考えても、ななちゃんが悪いのに泣くから、わたしが悪者になって、
しかたないから、あやまっとく」
「4人グループの中でくっついたり、離れたりして、そのたびにわたしと友達が
まきこまれる~」
…etc.

姪っ子は小学6年生にして、世の理不尽さと、女子の怖さを実感しているようです…。
苦労してる姪っ子には悪いけど、あまりにも行動が読めて絵に描いたような
ななちゃん話に思いっきり笑わせて頂きました。

けど近くにいたら、私も思わず謝ってしまいそうですが~。
なんで~!?年下なのに!?って姪っ子にゆわれました…。
年なんて関係無いっちゅ~にっ!!女子は怒らせたら怖いねんっ!!
って力説すると、なるほど~…とうなづく163㌢の姪っ子。
よっぽど恐ろしいのね…150㌢のななちゃんが…(。-_-。)

それにしても、ナイスキャラ・ななちゃん~Σd=(o-∀-o)グッ♪


何度もすみませぬ。
あれから色々考えたのですが、今回の一連の流れ、
段取りがあまりにも出来すぎていて、
なんだか不自然だな…と思いました。
今までのブログ記事やコメント欄に真実は隠れていると思います。
大人の事情もあるかと思います。
多くは語りますまい。

私の気持ちは辻さきさんの幸せを願う…この一点のみです。

辻さき、LOVE♪

m(_)m
辻さきさん、3/24のブログで引退撤回。

………Σ(・∀・ノ)ノエエッ!!

昨日、けっこう真面目にお別れの記事を書いてみたんです。
今日も今日とて、マキさんと(←まだ連休中)カラオケで、
クリスタル・ケイの『Anytime』なんて
悲劇のヒロイン気取りで辻さきさんに捧ぐっ(●-`ω-)b !!
~みたいな感じで気持ち良~く歌ってたのにィ…。
ウソォ~ン……ポカ―─(゚◇゚)─―ン

や、やられたぜ…またしても可愛い娘ちゃんに振り回されちった…(ノ∀ ̄〃)

よ、よし、それならまたレズ作品に出て戴ける可能性もでてきた!!
お名前とキャラクターもしばらくシナリオにお借りできるとゆ~もの!!
(私がっ勝手にっ)
ま・いっか(・∀・)d
(立ち直り早っ)
あくまでも前向きな私です~( ̄∀ ̄*)ゞ

あ、ちなみに日曜日、シシーさん&その彼女さん&マキさん&ケイ…の4人で
第一回ちっちゃいもの倶楽部の会合を開催して参りました♪
大阪・梅田の紀伊国屋書店のビッグマン(大画面)前に14:00~待ち合わせ。
近くの喫茶店で16時過ぎぐらいまで延々と~…

私がほとんど一人でしゃべってますた~…(*-∀-)ゞ
(あかんやんっ)
いや、こ~なる予感はしたのれすが…。
シシーさんと私がしゃべってて、
彼女さんとマキさんは聞き役…みたいな。
彼女さんは背が高くて(165㌢くらい)優しそうなかっこ良いお姉さんでした♪
マキさんは相変わらず…ほっといたら迷子になりそうな…(o-∀-o)
(ってどんなキャラやねんっ)
シシーさんは…えと…一応ブログに書いても良い…と、
ご本人の了承を得ているので~
キ、キャラが違う…(o-∀-o)
私の想像ではおとなしい女の子かな~…と思っていたら~…
ちょ~ッ…七瀬ゆうりさんやん…。

小柄だけど、とてもテキパキして、
あい、姐さんついていきますぅ~…!!
と思わず言ってしまいそうな。
男子にモテそうな、フェロモンのある綺麗なお姉さんでした。
ちょっとタイプですた。
「可愛いっすネッ(oゝД・)b」
とついまたまたご本人にゆってみたら、
「彼女が大好きだから、ゆらがないですよ♪自信あります(ハァト)」
~みたいな(o-∀-o)d

(-人-) ごちそうさまですた…

彼女さんとも色々お話したし、シシーさんも趣味が似てるところがあったので
もっともっとお二人とお話してみたいな~…と思いました♪

喫茶店の店員さんが誰かに似てるな~…と
「な~な~あの人、加藤ツバキさんに似てない!?」
とゆってみると
4人揃って、ドコ?(゚∀゚≡゚∀゚)ドコ?
みたいにいっせいに振り返るトコロが何か面白かったです♪
4人とも女の子が好きなんだなぁ~…と、とても不思議な感覚でした。
とても楽しかったです。

また逢う約束しちゃいました♪( ̄∀ ̄*)ゞテヘ

みやけさんの『レズビデオ観測所』さんでも情報がありましたが、
昨日3/23のブログ記事にて辻さきさんが引退を発表されました。
アウダースの『DOKIレズ29』や『禁断淫欲病棟2』、
今月ムーディーズ新作の『制服レズビアン 鮎川なお 辻さき』などで
最近少しずつレズAV作品の出演が増えてきていた女優さんです。

色白・ロリフェイス・舌足らず・スレンダー美巨乳…と三拍子も四拍子も揃った
辻さんのキャラクターは世の若い女子好き日本人男性を魅了し、
かく言う女子好き女子の私めも、気持ちはオッサンなので~
なんかいいな~癒されるわ~…もっとレズ作品に出てくれないかしらん?
~なんて軽い気持ちで思っておりました。

今月発売の『制服レズビアン』に、辻さきさん出演決定をきっかけに、
一つのネタのつもりで、私なりの『制服レズビアン 鮎川なお 辻さき』を
書いてみよう、と思ったのがそもそものはじまりでした。
鮎川なおさんと辻さきさん…どんな女優さんなんだろう?
例え遊びでも、どうせ書くんだったら、
その女優さんの持っているイメージを壊したくないし、
ご本人が演じやすいようなキャラクター作りをしたいな~…。
…とついつい凝り性でオタクな性分な私、
お二人を色々とリサーチしていました。

鮎川さんはブログをやっていらっしゃらないので、
DVD特典の撮影裏の現場風景や数冊の雑誌インタビュー記事を読んで、
インタビューの中にチラホラ垣間見える素顔や本音らしき部分を
勝手に読み取って、こんな方なんじゃないかな~と妄想&願望を
膨らませてできたキャラクターがあんな感じで。
辻さんは毎日のブログ記事から、趣味趣向をやっぱり勝手に読み取って、
辻さんが女子高生で、病弱だったら、こんな生活をしているかもしれない…
と、キャラクターを膨らませて作っていきました。

毎日少しずつ、シナリオを書いてゆく作業は、
主人公・鮎川なおさんの気持ちになって辻さきさんと
まるで擬似恋愛しているかのような気持ちで、
書くのは苦しかったけど、とっても楽しい作業でした。
そして、『制服レズビアン』発売日の一週間後に、なんとか書き上げて、
(前編だけなんですが…)
このブログにアップした矢先、2~3日後に目にした、
辻さきさん、引退発表の記事。

…気づいたら勝手に涙が出ていました。

薄々、近々引退されるのでは~…とブログ記事を見て
なんとなく予感はあったのですが、
はっきり言葉にされるとやはり辛いです…。
と言うより、泣いてしまった自分に驚いてしまいました。
シナリオを通じて辻さきさんと接しているうちに、
いつの間にか、さきさんの事をとっても好きになっていたようです。
自分でも馬鹿みたいだな~…とは思いますが。

後編…どうしようか?やめた方が良いのか?
~とも一瞬考えましたが、やはり架空のキャラクターでも、
きちんと行く末を見届けたいと思いました。
引退される辻さきさんにはご迷惑かもしれませんが、
どうかもう少しだけキャラをお貸し下さい。

『身体は大人で、顔は少女』…ある意味一つの理想の完成形を魅せてくれた
辻さきさん。おつかれさまでした…。
今後のご多幸を心よりお祈りしております。
ありがとうございました。


追伸:辻さきさんの最後のブログ記事でのリクエスト。
好きな歌は?
たくさんありますが、たった今思い浮かんだのは
クリスタル・ケイの『Anytime』。
いつでも君のことを想っているよ。出会えて良かった。
好きな人に出逢えた少女の喜びの気持ちを
アコースティックに軽快に歌った曲です。


お約束(?)の大ネタ…やっと書き上げました。
…でも前編。
ヒィ──(ノ)゚Д゚(ヽ)──!!

だって『制服レズビアン』の構成を真似しよ~としたら、
どうしても二部構成に…。
おまけに、なおちゃんがさきちゃんに惹かれる気持ちの過程を
真面目に丹念に追っていったら…
ど~しても長くなってまうっちゅ~にっ!!
前編で一時間くらいを想定しております。
意外とサラッと読めてしまいますが(たぶん)
めちゃ、言葉を選びながら書いたので時間かかってモタ…。

井坂監督…怒ってないですョ…d(-∀-。)ネッ

も、もし、万が一使って戴けるのであれば…
も~どこをど~ブッタ切って戴いても全く問題ありませぬ~m(_)m
だって私、井坂監督の作品に流れるストイックな空気感が大好きなんですもん♪

言うだけはタダなので、すんませんっっ(*-∀-)ゞ

後編…思わせぶりな前編で終わったら、殴られそうな悪寒。
一応、新たな展開を考えてはおりますが…。
今はマジ、燃え尽きました~…。
学校の課題…をやる気力も…持ってかれたぁ~・・(;´д`)ノ・゚・。
(あかんやんっ)
ちょっと再びお時間下さいませ~m(o´・ω・`o)m

追伸:実際のシナリオはこんなに小説的では無い…と思います。
でもって、カメラアングルや美術の具体的な指定などをしてしまうと、
監督さんやプロデューサーさんが困られると思いますので。
(がんじがらめになって演出しにくいし、予算の関係で指定された
小道具を用意できるとは限らないので…)
もっと簡潔に書いたものが本当の良いシナリオだと思います…(・∀・)d
雰囲気を伝えたかったので、ついつい細かく書いてしまいました♪
どうぞご了承下さいませ~(_)/


(25)病院・222号室(昼)
   さきのベットはきれいに整っていてか
   つて誰かが使っていたようには見えな
   い。
   なおはパジャマ姿のままベットに腰掛
   け、じっと空いたベットを見ている。
   膝の上には、さきが「日記」と言って
   いた手帳がある。
   放心したようにじっとベットを見てい
   たが、ゆっくりと手帳を開いてみる。
   ぱら、ぱら、とめくってみると、ある
   ページでとまる。
   そこには、
   『今日、待望の相部屋になった。名前
   はなおちゃん。ツンツンしているけど、
   とってもかわいい。何とかお友達にな
   りたい。がんばろう』
   と、ある。
   なお、くすっとなる。
なお「かわいいって。なんだよ」
   さらにページをめくると、

   二人のプリクラの写真が何枚も貼られ
   ている。
   幸せそうに笑っている二人。
   何も悲しいことなんか無い様な二人。
   でも、その時間はとうの昔にすぎさっ
   て、今はない。
   なお、自然と涙が溢れてくる。
   涙が次々と頬をつたう。
   静かに泣く、なお。

(26)屋上(昼)
   誰もいない屋上。
   壁にもたれかかってぼんやりと空を眺
   めるパジャマ姿のなお。
   なお、ゆっくりと目を閉じる。

   思い出しているのか。
   それとも空想しているのか。
   
   制服姿のなおとさき。
   抱き合ってくすくすと笑いあっている。
   はしゃいで、
   かくれんぼして、
   抱き合って、
   からかいあって、

   そして、

   キスして・・・。

   その空はどこまでも青い。
   青い。

   二羽の鳥たちがその空を自由きままに
   飛び回っている。




       『制服レズビアン~制服の小鳥たち~・前編』完


(24)廃校・プール(深夜)
   こっそりとプールの横を抜けていくな
   おとさき。
   さき、ふっと立ち止まり、
さき「ねえ」
なお「ん?」
さき「プール」
   言うなり、プールの敷地に入っていく
   さき。
なお「え、ちょっと」
   仕方なくついていくなお。
   当然ながら人はいない。
   プールには水が張ってある。
なお「う…何かヘンな匂いしない・・」
さき「今朝、水入れ替えてたよ。使わないと
 傷むから、ときどき使ってるんだって」
なお「まさか、泳ぐ・・・とか」
さき「(くすくす)泳いでみる?」
なお「何考えてんの。さき、死んじゃうよ」
   プールサイドを歩く二人。
   6レーンある25メートルプール。
   真ん中の飛び込み台に乗って両手を広
   げてみるさき。
   その姿をぼんやりみているなお。
さき「鳥になりたかった・・・」
   空を見上げるさき。
さき「ねえ、なおちゃん」
なお「なに」
さき「二人で制服着てあちこち行けてうれし
 かった」
なお「わたしもだよ」
さき「もっといろいろ行きたいなあ」
なお「いろいろ行こうよ」
さき「あちこち行きたい。どこへでも行ける
 ようになりたい」
なお「(様子がおかしいのに気がつく)・・
 ・さき?」
さき「鳥になりたかった」
   言うなり、ばっと両手を広げてダイブ
   するさき。
   あっ、となるなお。
   が、何もできない。
   ザッバーンッ!!!!!
   激しい水しぶきを上げてプールに落ち
   るさき。
なお「さきっ!!!」
   さき、うつぶせのまま両手を広げた格
   好でぷかぷか浮いている。
   その姿は十字架のようにも見える。
   ピクリとも動かない。
   何が起こったのか把握できず、動けな
   いなお。
   が、はっとわれに返り、駆け出す。
なお「さき!さきっ!!!」
   自らもプールに飛び込み、さきに駆け
   寄ろうとするなお。
   さきは、
   うつぶせのまま、十字架のように手を
   ひろげて、水の中、両目をしっかりと
   開いたままプールの底をじっと見つめ
   ていた・・・。


なお「夢…」
   そのとき、なにかをはっと思いつくな
   お。
   できる?
   できるの?
   わたしにはそれができる?
   頭の中で自問自答を繰り返すなお。
   やがてひとつの答えにいたる。
   少し笑顔になるなお。
   その様子に不思議そうなさき。
さき「なおちゃん?」
なお「ねぇ!さき!」
さき「え?な、なに?」
なお「あった!」
さき「え?なにが?」
なお「夢!夢だよ!わたし、やりたいことが
 あるよ!」
さき「ええええ???」
   明るく笑うなお。
   できる、できるよ!
   ちがう!
   やる、やるんだ!
   心の中で確実に答えがでている。
   自分の中で答えをみつけてうれしそう
   ななお。
   さき、わけがわからない。
なお「がんばって学校行くよ。叶えられるま
 でけっこう時間かかると思うけど・・・が
 んばるよ」
さき「えーーっと・・・そうなんだ。なにを
 するの」
なお「え?(いじわるっぽい笑顔で)そうだ
 なぁ。教えてあげなーい」
さき「あー、ひどーい!なおちゃん、いじわ
 るだよぉ!」
なお「誰かさんが隠し事をしていた罰でーす
 ご愁傷さまー」
さき「えー、なになに、なんなの?私ちゃん
 と言ったじゃない」
なお「(真面目に)ねえ、さき」
さき「(驚いて)は、はい」
   じっと見つめ合う二人。
なお「わたし、ちゃんとやりたいこと思いつ
 いた。きっと叶えてみせる。でもね、いま
 は言えない。今言ったら…叶わないような
 気がするから」
さき「なおちゃん」
なお「これはわたしの願掛けみたいなもの・
 ・・叶うまではさきには言わない。でも、
 ね」
さき「うん」
なお「もしその夢がかなったときは、まっさ
 きにさきに言う。まっさきに言うよ…」
さき「なおちゃん」
なお「私を信じて…!」
さき「・・・すごい。なんだかよくわから
 ないけど・・・本気なんだ?」
なお「本気だよ」
さき「そうかぁ・・・」
   微笑んで、じっとなおを見るさき。
   真面目ななおの笑顔。
   まっすぐで曇りがない。
   まるでさきへ告白の様に聞こえる。
   なおなりの告白。
さき「なおちゃん…応援するよ」
なお「ありがとう」
   さき、なおをぎゅっと抱きしめる。
   なおもさきを強く抱きしめる。
さき「なおちゃん…大好き」
なお「私も…好きだよ」
   笑いあいながら抱きしめあう二人。
   うれしい。
   お互いにうれしい気持ちがみちてくる。
   わだかまりは、ない。
   そしてキス。

   流れる静かな時間。 (絡み)
   二人だけの静かな時間。
   外は雨もやみ、いつもよりかえって綺
   麗な夜空。
   月明かりも差し込んでくる。

   そして、優しい時間は終わり。
   現実にもどらなければならない。

さき「ねえ、なおちゃん」
なお「ん?」
さき「がんばってね、ずっと見てるよ」
なお「…うん」

   女神のような穏やかな微笑のさき。
   うれしさもあるが、さみしさもその笑
   顔には、含まれている。

さき「帰ろ…」


(22)病院・222号室(夜)
   ずぶぬれのまま戻ってくるパジャマ姿
   のなお。
   雨のせいか頭の包帯はほとんどほどけ
   ている。
   見ると、ベットの上に、制服に着替え
   てちょこんと座っているさき。
   あいかわらずのニコニコとした笑顔。
   驚くなお。
なお「なにやってるの・・・」
さき「なおちゃん、着替えて」
なお「さき体は・・・」
さき「今は平気。出かけよ」
なお「どこへ?」
さき「いいから」
なお「また倒れたらどうするの」
さき「遠くには行かないよ、すぐそこだから」
   考えを変える気はなさそうなさき。
なお「…(さきを見つめる)」

(23)廃校・教室(深夜)
   静まりかえった校舎。
   ひと気もなく、しんとしている。
   廊下から、適当な教室に入る制服姿の
   なおとさき。
さき「去年、廃校になったんだぁ」
   黒板をさわってみたり。
   机をなでてみたり。
   椅子にすわってみたり。
   楽しそうなさき。
   反対に曇った表情のなお。
   二人ならんで席についてみる。
   お互いをみつめる二人。
さき「なおちゃんと学校行きたかったなあ」
なお「(無理とはわかってるが)治して出て
 きなよ」
さき「なおちゃんの学校なんて絶対ムリだよ
 ぅ」
なお「転校するよ。さきの学校に」
さき「ダメ。今のままちゃんと卒業して。よ
 そみしちゃダメ」
なお「行く気があればどこだっておなじだと
 思うけど」
さき「いまのなおちゃん、なりたいものとか
 ある?まだ見つけてないでしょ?だから、
 ね。いいとこ行ってるんだから、ちゃんと
 通って」
なお「なりたいもの・・・」
さき「わたしに言わせればぜいたくだよぉ、
 なおちゃん。普通に学校に行けるんだから。
 行かなきゃダメ。うらやましい」
なお「高校にはどのくらい行ってないの?」
さき「一度も行ってない」
なお「え?」
さき「一度も行ってないよ。がんばって受験
 したのに・・・せっかく受かったのに。
 体壊しすぎて行けなくなっちゃった」
なお「さき・・・」
さき「バカみたいでしょ、わたし、バカだか
 ら。制服着て学校行ってみんなとわいわい
 やって・・・だからね、いっつもハンガー
 にかけて見えるとこに置いてたの。はやく
 よくなって学校行こうって」
なお「・・・」
さき「やりたいことっていうか・・・それが
 今の私の夢のひとつ」
なお「夢・・・もうひとつの夢は?」
さき「体を治すこと、パパとママを安心させ
 てあげること。それから」
なお「それから?」
なお「友達をつくること」
   微笑みながらじっとなおを見つめるさ
   き。
   なお、視線をそらせない。
さき「でも、それは叶ったんだよね。ひとつ
 でも叶ってうれしい」
なお「・・・」
さき「ありがとう、なおちゃん」
   さき、笑顔。
   だが。
   作り笑顔のようにも見える。
さき「なおちゃんにもなにか素敵な夢ができ
 るといいね」
なお「夢・・・」