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【レズビアンについて】
★物語の中で、レズビアン…という言葉に固執しなくても良いのではないか。
レズビアン…というのは、
その人の肩書きの一つにすぎない。

レズビアン(同じ女性が恋愛対象である)…という理由の前に
一人の人間として、どう生きてきたのか

その背景(バックボーン)を、解説セリフではなく、
じっくりとドラマで見せる。それが一番ベストなのですが
やっぱりAVなので、絡み(レズプレイ)の時間の方に重きを置くのは
当然の帰結だと思います。

では仮に、ドラマに割く時間を多く取れないのであれば、
物語中、さりげない【一言】【行動】【小道具】を
たった一つだけでも挿入することで、
2人の気持ち、それぞれの過去、現在の2人の関係~を暗示させることができ、
そこから視聴者の想像力を刺激して、
否応なしに私たち視聴者を、2人の物語世界へと巻き込んでゆけるのでは…。


例えば、

○えみ香の部屋。
激しく愛し合ったあと。
ソファで見つめあう、えみ香と紗世。
突然、えみ香の携帯電話(スマホ)が鳴る。
「!」
ハッとする2人。
「…」
えみ香、一瞬迷う。
腕の中の紗世を見る。
紗世、こっくり頷く。
「ごめんね・・」
部屋から出ていくえみ香。

部屋を見渡す紗世。
伏せられたままの写真立て。
ふと立ち上がり、
何気なく手に取る紗世。

えみ香と誰か知らない女性。
仲良さげな(軽いキスorハグ)写真が。
「…」

○部屋の外・廊下
誰か(両親?)と携帯で言い争う、えみ香。


この場面、レズビアン…という言葉を口に出さなくても、
女性同士の親しげなツーショット写真【小道具】を挿入する事により、
えみ香には以前にも付き合っていた女性がいたのでは…と薄っすら想像できます。
写真立てが伏せられているのは、えみ香の現在の心境を表している。

さらに、言い争うえみ香【行動】…もう1シーン挿入する事で
肉親とうまくいってないのでは…と
目に見える情報として、自然に視聴者は理解できます。


前回、ずっと一緒にいようね2のレビューの時、
何から何まで全てをナレーションやセリフで説明するのではなく、
【視聴者のドラマ背景を想像する力】を
もっと信じてもよいのではないか…と書きましたが、

例えばピカソの絵画…確かな基礎のデッサン力があって
そこからはじめて、自分なりの鮮やかなオリジナリティを出していくように

大本の流れ(最低限の基本ストーリー)が、まずあって、
そこから、作者の伝えたいことを、見せたり、見せなかったり、
足し算、引き算をしてみる…。

★そこから、はじめて、もう一段階、上を目指して、
匂わすセリフや、映像でも、作者のオリジナリティを表現してみる~
【小道具】や【行動・しぐさ】をヒント(伏線)にして、
話が進むにつれ、2人の謎(関係・秘密)が
視聴者に、徐々にあきらかになる。…など、
全てを最初から提示せず、
2人のやり取りに興味を持たせ、少しずつ、謎解きのように、
視聴者を想像力の翼で、物語の中へ、ぐいぐい引き込ませる。
こういう表現方法も有りではないかな…と。


(21)へつづく。
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