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【先生の講評】
ここでは時代劇ならではの強みのことに触れておきます。
ひとつはアメリカの西部劇に匹敵する物語性です。
現代の設定で物語性を過剰に表現すると
リアリティ欠如になりますが、時代劇では物語性が
ふんだんに表現できます。
ふたつ目はシェイクスピア劇に匹敵する心理追求タッチです。
時代劇では人物のディフォルメが可能ですので、
そのことは、心理劇を作るのに大いに役立ちます。
~さっそうとした巴の人物像が魅力的でしたね。
いつもながら取材も丁寧になされていました。
巴の心情変化は義仲について行きたいのを
諦める処にあります。
説明の会話を省略して、心情変化を出来事(エピソード)により、
表現してみましょう。
シーンも、もう少し必要であったように思います。


★皆さまお疲れさまでした~m(__)m
先生の講評~
…要するに、説明セリフが多すぎ&場面をセリフに頼りすぎっって事ですネ♪(・∀・)d

~すみません…私、その時代の空気感伝えたさに、
参考文献&資料読み込みすぎました…orz
(宮尾登美子さんの「平家物語」、富田常雄さんの「武蔵坊弁慶」、
源平合戦関連資料、平安時代の服飾・時代考証…etc.)

※毎回少人数ゼミで発表(朗読)&それ以外の生徒全員が講評する形式です。
(先生は最後の総評)

いえ、単なる宿題なんですが(;^_^A
一人一人の生徒は皆さま、聞いてくれるお客さん~
少しでもお客さんを楽しませたい&喜ばせたい&驚かせたい
(今回は真面目なお話だったので意外性~驚かせるの書けませんでしたが~)
その一心で、短い時間のシナリオに、(確か10分間だったかな~)
知り得た情報を詰め込みすぎました~。

時代劇や、職業ものって、専門的な知識が必要ですが、
そればっかりだったら、単なる歴史ドキュメント番組の中の、
判り易い解説ドラマになってしまっています…。

そこからもう一歩踏み出して、話さなくても行動で、
よりドラマチックにお客さんに伝えるには~
もっと場面増やさなアカンかったわぁ~。とか、
(短時間でさりげなくキャラクターの個性を出すのも、悩みドコロ~)

判らない人にも、判りやすく伝えたいって、
説明しすぎる事で却って複雑に長くなってまうねんな~
話の運びがシンプルじゃなくなってる~…!!とか、

別にそこまで説明しなくても良いトコあるな~とか、
時間が経つと、足りないトコがい~~っぱい!!ヒィ──(ノ)゚Д゚(ヽ)──!!
客観的に色々見えてくるんですけど~(_´Д`)ノ~~

※時と場合によって、効果的にナレーションが使われる事があるので、
ナレーション、あっても全然良いと思われます。
今回の私めの課題は説明セリフが多い…!という事でした♪(oゝД・)b

授業で皆さまに講評されながら~
(あくまでも批判ではなく、良い課題作りの為の、批評♪)
可愛い娘チャンに一刀両断にされながら~
半泣きになって帰りながら~
次の週にはケロッとリベンジで課題出したりして~
皆で帰りにご飯食べたり~
大好きなドラマの話をしたりして~
ほんま楽しかったなあ~…。
(って過去の話か~ぃ!!)

森羅万象、ありとあらゆる出来事に興味は尽きません♪(*'o'*)d
全ては(私好みの)百合萌えのため~…!!ε-d(-∀-` )フゥー
(て、結局、そっちか~ぃ!)

久々に長々と失礼しました!
(完全に気分が切り替わりました~!)
では皆さま、どうぞ今日も良い一日をおすごし下さいませ~m(__)m
(〃'▽'〃)ノシ ホナマタ~♪
   雪がしんしんと舞い落ちる。
義仲「今頃は、木曽も冬支度かの…」
巴「殿、木曽へ帰りましょうぞ」
義仲「木曽へ…」
巴「春には福寿草が、秋には蕎麦の花が咲きまする。
 そうじゃ、天竜川の畔(ほとり)を共に早駆け
 致しましょうぞ!」
義仲「また駆けたいのう。そなたの小鞠と儂のはやてと。
 木曽の山々を最後に仰ぎ見たのは、何時であったか…」
巴「義仲殿…」
   
   蹄(ひづめ)の音。
巴「あれは…」
   今井四郎兼平(31)が義仲の愛馬はやてを
   引きつれ馬を駆けてくる。
兼平「殿ッ!」
   馬から飛び降り、平伏する兼平。
兼平「九郎判官義経殿、源行家(ゆきいえ)両軍が、
 宇治川を越えたと今しがた伝令が……あッお前は、
 巴ではないか!」
巴「兄上」
兼平「何故ついて来た!殿の足手纏いじゃ!」
巴「申し訳ありませぬ…!」
義仲「兼平、その話はもう良い」
兼平「はッしかし…」
義仲「良いのじゃ」
兼平「…はッ!」
巴「…」

義仲「前には平家、後ろは源氏、進むも退くも
 地獄よの」
巴「…」
義仲「じゃが、仮にも旭将軍と謳われたこの儂(わし)じゃ。
 九郎殿には恨みは無いが、鎌倉殿に一太刀なりとも
 浴びせてくれるわ!」
巴「ならば巴も御供仕りまする!」
義仲「ならぬ!」
巴「聞きませぬ!」
義仲「巴ッ!」
   睨み合う巴と義仲。
   阿修羅のごとき巴の形相。

義仲「ハハハ。まさに張魂(はりだましい)じゃの。
 言うても聞かぬわ。巴が男子であったら儂以上の
 大将になったであろうよ」
巴「…」
義仲「じゃが、極楽浄土への旅に女子連れとあっては、
 この義仲、末代までの恥よ!」
巴「…!」
義仲「それにの、義高はどうなる?あやつは巴を母とも
 姉とも慕とうておる。明日の身は誰にも判らぬ。
 万に一つ、生き長らえた折、儂の悲願を誰が義高に
 伝える?」
巴「…(悲壮な表情)」
義仲「その様な顔をするでない。これ、これが死にに行く者の
 顔に見えるか?」
   晴れ晴れとした、義仲の力強い笑顔。
巴「…見えませぬ…!」
義仲「儂は生きる!死ぬまで生きる!」
巴「…!」
   愛馬はやてに乗る義仲。
   義仲を見上げる巴に兼平、
兼平「巴、後の事はこの兄に任せい!義仲様は
 儂が命に代えてもお守りする!」
巴「兄上…!」

   山の端(は)からうっすら朝日が滲(にじ)む。
義仲「時が移る。兼平、参るぞ!」
兼平「はッ!(騎乗し、後に続く)」
   巴を後にする義仲と兼平。
   少し離れた小高い丘で振り返り、
義仲「巴!」
巴「!(ハッとする)」
義仲「そなたはまこと儂の朝日であった!」
巴「…!」
義仲「生き延びよ!木曽の山で再びあいまみえようぞ!」
巴「…義仲殿…!(涙で視界が滲む)」
   昇る朝日に消えゆく義仲の姿。
   いつまでも見ている巴。


 
 END。
   ×  ×  ×  

   気がつく巴。
   義仲に介抱されている。
義仲「おお、気が付いたか」
巴「…義仲殿。お一人か」
義仲「兼平達は近くの洞で待たせてある。
 儂(わし)はちと様子見じゃ」
巴「大将ともあろうお人が…!」
義仲「ハハハ。こればっかりは性分でな」
巴「…」
義仲「少しは落ち着いたか?」
巴「…(頷く)」
義仲「では木曽へ帰れ」
巴「殿!(ガバッと飛び起きる)」
   驚く義仲。
巴「我は子を産めず、お家の為、我が姪甲(きのえ)が
 正妻になるのを受け入れた。なればこそ、
 武術を磨き、馬術を磨き、そこいらの男どもに
 負けぬ腕前になったは、常に殿のお側で仕えたいが為!」
義仲「…判っておる」
巴「ならば、何故巴を置いてゆかれる!?」
義仲「…」
   
   湖畔の彼方を見つめる義仲。
義仲「のう、巴。儂(わし)は強いか」
巴「義仲殿が負ける筈はありませぬ!」
義仲「真実そう思うてか?」
巴「…」
義仲「そなたは賢き女子(おなご)じゃ。
 此度(こたび)の戦、敵は鎌倉…我が従兄殿、
 策略家の頼朝殿じゃ」
巴「何故(なにゆえ)同じ源氏の一族が
 血で血を争わねばならぬのじゃ!?」
義仲「…」
巴「義仲殿が、鎌倉殿を差し置き、六波羅へ一番
 乗りしたが、それ程までに口惜しゅうてか!?」
義仲「我が嫡男、義高は鎌倉殿・大姫(おおひめ)の許嫁」
巴「義高殿は体の良い人質じゃ!この期に及んで
 まだ殿は鎌倉殿に忠誠を誓うと申されるかッ!」
義仲「言うなッ!」
巴「…!」
義仲「巴。儂(わし)はのう、初めて京を
 訪れた時、あの様に美しい都があるものかと
 驚いた。儂は源氏の嫡流じゃ。田舎で燻って
 いるのは耐えられなんだ。いつかこの京の都を
 手に入れると決めた。儂の願いは直に叶えられた」
巴「…」
義仲「したらばどうじゃ。都は美しいが人の心は
 裏表で醜い。田舎者の儂には理解できなんだ。
 近頃夢に見るはそなた達と過ごした木曽での日々…
 皮肉じゃの」
巴「…」
   

巻の四へ続く。
②湖畔(深夜)
   月に叢雲(むらくも)。
   小鞠の手綱を引き、湖水に近寄る影-巴。
巴「……(湖水を見つめる)」
   返り血を浴びた巴の顔が映る。
   湖水で強く顔を洗う。
巴「小鞠…日がな一日、済まなんだの」
   水を飲む小鞠、軽く嘶(いなな)く。
   竹筒に湖水を汲む巴。
   流れる雲に月が隠れる。
   闇夜に紛れ近付く人影。
   小鞠が気配に鼻息を鳴らす。
   巴、小鞠の変化に気付く。
   小鞠、人影に大人しく撫でられる。
巴「何奴!」
義仲の声「この当たりでは見かけぬ…見事な
 木曽駒じゃの」
   月が現れ、木曽冠者義仲(31)の姿を照らす。
巴「!(驚く)」
義仲「追いついてしもうたか……巴」
巴「義仲殿…!」
   義仲に駆け寄る巴。
   気が緩み、その場に倒れ込む。
   巴を抱き止める義仲。


巻の三へ続く。 
★登場人物
・巴御前(25)…義仲の愛妾。兼平の妹。
・木曽次郎義仲(31)…木曽冠者(きそのかじゃ)。源氏の嫡流。
・今井四郎兼平(31)…巴の兄。義仲の乳兄弟。
・小鞠…巴の愛馬。木曽駒(きそごま)。
・はやて…義仲の愛馬。木曽駒。
・敵将
・武者一、武者二、三、四、五。
・清水冠者義高(11)…義仲の嫡男。


①近江・山奥
   寿永三年(1184年)。
   山道を颯爽と駆ける木曽駒(きそごま)。
   馬上には鎧直垂(よろいひたたれ)、
   黒髪を背に流し、
   額に天冠(てんかん)を結んだ
   武者姿の巴御前(25)。
巴「ハイッ!ハイッ!」
   愛馬・小鞠に鞭を揮う。
   小鞠の嘶(いなな)きが山並みにこだまする。
   離れて五騎の馬が後を追う。
   突然、茂みから狐が飛び出す。
   驚いた小鞠、前脚を上げ激しく暴れる。
巴「あッ!(慌てて手綱を引く)」
   バランスを崩し立ち往生する巴。
   追いつかれ、五騎の馬に囲まれる。
巴「……」
   追っ手の敵将が前に出る。
   巴の出立ちを見、
敵将「此方(こなた)、女子(おなご)と見受けるが」
巴「・・それがどうした」
敵将「源氏か、平家か?」
   敵将は黄色の平家の旗印。
巴「源氏ならば何とする?」
敵将「生かしてはおかぬ」
巴「よかろう」
   馬上から刀を抜く巴。
巴「何処からなりとも来るがよい!」
武者一「よう言うた!」
武者二「いざッ」
敵将「待ていッ!」
武者一「なんじゃ大将!」
敵将「女子一人に何とも大層であろう。卑怯は
 源氏のお家芸。なれど我ら誇り高き平家一門
 の手下(てか)。一騎打ちで勝負するがよい!」
武者三「承知。某(それがし)、参る!」
   武者三と対等に斬り結ぶ巴。
   隙を見て、額の天冠を投げつける。
武者三「あッ」
   巴の素早い刀さばき。
   武者三の首が転がる。
武者四「よくも兄者を!」
巴「どうした!女子ならば汲み易しと思うたか!」
武者一「こやつ手強いぞ!侮るな!」
武者四「オオッー!」
巴「我(われ)の邪魔をするなーッ!義仲殿に、
 義仲殿にあいまみえるまでは、この巴、死には
 せぬッ!」
   次々と襲いかかる武者達。
   鬼気迫る形相で斬り捨てる巴。


巻の二へ続く。
皆さまご無沙汰しております~。
記事稼ぎに過去のイベントレポートUPするつもりでしたが
ただ今ちょっと色々あって~(;^_^A
負の感情の堂々巡りにハマッテしまいそうなので~

てか、ほんっと今最高潮にドツボに嵌っちゃいそうでヤバ~イ♪
落ち着け、落ち着け…
深呼吸して~息を吐いて、吸って~吐いて、吸って…etc.
早朝の爽やかな空気を感じて~…
空は空…雲は雲、風は風。
あの人はあの人。
私は私…(瞑想中)。



…おっしゃ!!(`・д・´)ノ━━!!


大変失礼致しました~m(__)m
危うく自分を見失ってしまうトコロでした…。
(てか、短時間で復活するなや~っ)
とりあえずシリアス路線&個人的趣味の記事稼ぎから
先にUPしちゃいます♪

昔学校で必死でやった課題です♪(・∀・)d
(先生のシビアな講評付き♪)

※百合とはまったく関係無いお話なので、興味無い方は
どうかスルーでお願い致しまする~m(。・ω・。)m
では次からドゾッ\(_)