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・さらぬだに打ちぬる程も夏の夜の別れを誘ふほととぎすかな

【通釈】ただでさえ眠りに就くはずの この短い夏の夜なのに
まるで早く別れよとばかりにほととぎすが鳴いている。
〔お市の方 辞世の歌〕
《『私が選んだ心に残る詩歌』HPより転載》


・いかで我この世のほかの思ひいでに風をいとはで花をながめむ

【通釈】どうすればよいのか、私は――来世へ持ってゆく思い出として、
せめて一度くらい風の心配をせずに心ゆくまで桜の花を眺めたい。
〔西行 『山家集108』〕
《『やまとうた』歌人・西行の項、HPより転載》


・風さそふ花のゆくへは知らねども惜しむ心は身にとまりけり

【通釈】風が誘って散らす花の行方は知らないけれども、
その花を惜しむ心の行方は知っている。
それは我が身に帰って来て、ずっと留まっているのだ。
〔西行 『山家集134』〕
《『やまとうた』歌人・西行の項、HPより転載》


彦根のおばあちゃんに続き、神戸のおばあちゃんも
先ほど片道切符の旅路に旅立たれました。
(どちらも齢90すぎの大往生です)

今年はいろんなひととのお別れが多いです。
それもまた運命。
諸事情で私には実のおばあちゃん・おじいちゃんが
生まれる前に全員すでに亡くなっていて、
一度もお逢いした事がないため、
可哀想に思った私の両親が、
親戚の大叔父さん筋にあたる方々に頼んで、
私のおじいちゃん、おばあちゃんになってくれていました。
本当の孫のようにたくさん可愛がってもらい、
たくさん甘えられて、とっても嬉しかったです。

おばあちゃん、ありがとう。
ゆっくり休んでください。
―そしていつかまた逢える日まで―。

m(´_ _`)mホナマタ・・